論文投稿用画像の編集(Windowsの場合)
業務上、Windowsを使用していると、Windowsで、学術論文用の図を編集する必要がでてくる。投稿規程に従って解像度や大きさ(1カラム、2カラムなど)を編集するわけだが、これが意外と面倒くさい。
というわけで、解像度とサイズ調整の仕方について、備忘録
■環境
- Windows 8
- PowerPoint 2013
■事前準備
①出力した画像の解像度の変更
- PowerPoint(以下、PP)で作る場合、画像を出力するとデフォルトで96dpiになってしまう。多くの雑誌では、300dpi以上と指定されているため、レジストリを編集する必要がある。
- [スタート]→[プログラムとファイルの検索]に〝regedit〟と入力し、OK
- レジストリエディターから、下記のサブキーを探すHKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\15.0\PowerPoint\Options
- [Option]をクリック→ツールバーの[編集]→[新規作成]→[OWORD値]をクリック
- 名称を[ExportBitmapResolution]とし、クリック後、[編集]→[変更]
- [OWORD値の編集]で、[10進法]をクリックし、[値のデータ]に、必要な解像度の値を入力
②GIMPのダウンロード
- http://www.gimp.org/
③投稿したい雑誌の投稿規程の[Figure Guidelines]などの項目をよく読む
当たり前だけど結構重要
■作業
- PPでレイアウトを作る。当然、投稿規程に従って、フォントやスケールバーなどを挿入する。
- PPの[名前をつけて保存]→拡張子をpdfにて保存
- GIMPを立ち上げ、[開く]からpdfファイルを読み込む。読み込む際に、解像度の指定が求められるので、300dpiなどと入力する。
- 表示された画像から[Crop Tool(下記)]を用いて、必要な領域を切り取る。
- [画像]から、[画像の拡大・縮小]をクリックし、投稿規程に従った画像のサイズ(1カラムか、2カラムか)にする。
- [ファイル]から、[エクスポート]をクリックし、拡張子をTIFFなど投稿規程に従った形式で保存する。圧縮形式は、LZWなどで問題ないと思われる。
![]() |
Crop Tool |
■参考
・PLoS
http://www.plosone.org/static/figureInstructions
・バイオインフォマティクス入門
http://bio-info.biz/tips/other_make_image.html
だいぶ参考にさせていただきました。
0 件のコメント:
コメントを投稿